はじめに
高齢化ランキング 日本は世界のなかで第何位だと思いますか??
我が国における高齢化の現状は? 平均寿命や健康寿命はどのくらいの差があるか 高齢期における就業率の割合など 過去問題を通して解説していきます。
この記事を読めば、これが分かる!
- 日本の高齢化の現状
- 世界における高齢化のランキング
- 平均寿命と健康寿命の差
- 高齢期における就業率の割合
参照した文献はこちら
第33回 問題023(社会福祉士国家試験 過去問題)
「令和元年版高齢社会白書」(内閣府)における日本の現状に関する次の記述のうち,正しいものを 1 つ選びなさい。
1 15 歳未満人口に比べて,65 歳以上人口の方が少ない。
2 健康寿命は,男女共に 80 年に達している。
3 日本の高齢化率は,先進諸国の中で最も高い。
4 70 歳代前半の就業率は,男女共に半数を超えている。
5 公的年金・恩給を受給する高齢者世帯のうち,それらが総所得の全てである世帯
は約 2 割である。
解説
正答:1
選択肢1:誤り
「令和元年版高齢社会白書」によると、次のとおりです。
- 年少人口(15歳未満の人口):約1542万人
- 老年人口(65歳以上の人口):約3558万人
このように、年少人口に比べて老年人口の方が多いです。
選択肢2:誤り
「令和元年版高齢社会白書」によると、次のとおりです。
- 男性:健康寿命が72.14年、平均寿命が80.98年
- 女性:健康寿命が74.79年、平均寿命が87.14年
よって、健康寿命は男女ともに80歳に達していません。
選択肢3:正しい
我が国の高齢化率は、先進諸国のなかで最も高いです。現時点では、アジアのなかでも最も高く、今後も高い水準を維持すると見られています。
選択肢4:誤り
「令和元年版高齢社会白書」によると、70歳代前半の就業率は30.2%であり、半数を超えていません。
10年前と比較して、なだらかな右肩上がりである点には着目しておくべきでしょう。
選択肢5:誤り
公的年金・恩給を受給する高齢者世帯のうち、それらが総所得の全てである世帯は、52.2%です。よって、高齢者世帯の約半数以上は、年金・恩給で生活しているといえるでしょう。
出典・引用
第33回 社会福祉士国家試験(公益財団法人 社会福祉振興・試験センター)
社会福祉士国家試験、介護福祉士国家試験、精神保健福祉士国家試験:公益財団法人 社会福祉振興・試験センター
社会福祉士国家試験、介護福祉士国家試験、精神保健福祉士国家試験、資格登録、その他社会福祉事業についてのご案内など。
参考文献